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【日本海ロングライド・出雲への道2023】フォトレポ　8/26

「出雲」

そこは神無月には全国の八百万の神が集い出雲大社にて様々な神事が執り行われる神秘的な場所。その道のりはここ愛媛県西条市からスタートし、しまなみ海道、本州上陸後、山陽・山陰地方を北上しゴールは神話の舞台「稲佐の浜」

およそ約３００ｋｍという大冒険のライド。

今年は13名の冒険者が参加し大ロングロイドを堪能してきました。

スタートは皆さんが寝静まった時間帯深夜スタート。日中賑やかな聖地しまなみ海道も夜は静まり返り、外灯の灯りが暗闇の景色を煌々と照らしまた別の表情を見せてくれます。未知なる距離、深夜のライドに不安もありますが逆に気分が高揚しテンションが上がります。

まもなく日の出。一日の始まり。

歴史ある道「出雲街道」をはしりながら北上。ここから中国山地特有の起伏が続く道に差し掛かります。

その道中にある町「上下町」趣ある街中を走行。街並みのシンボル 上下キリスト教会の横を通り道中の安全祈願。

長い道のりで欠かせないのが補給。水分だけでなく固形物も一定間隔で補給していかないと体の中がエネルギー切れとなりこうなると回復に時間が掛かってしまいます。場所によっては暫く（約40km）十分な補給が取れない道のりもあり参加者は体調を確認しながら補給、途中で食べられるように購入と準備を整えています。

旅の走りと言えば思わぬ場所での絶景。収穫を控える明るい田園地帯。思わず笑みがこぼれ気持ちよさそうです。

いくつかチェックポイントを設けそのうちの1つ「ふぁみりぃ＆ふれんど 母さん」に到着。

メニューはうどん、おにぎりとシンプルですが何と言ってもお米がとても美味しい！！中央中国山地源流高野町産は甘みがありここまで走ってきた参加者は格別の味を堪能していました。

エネルギー充填完了。店主さんが親切に出発前に氷、天然の自然水を分けて頂きました。何から何まで色々として頂き本当にありがとうございます。

このライドターニングポイント県境（広島県⇒島根県）。王貫（オウヌキ）峠を登り終えホッとひと安心。

出発前の天気予報は曇りだったのですが日中から強い日差しが差し込みます。その道中に非常に有難いのが福寿水。大地から溢れる冷たいお水は体全体にすぅ～っと染み渡り体にかけるとクールダウンと支えになりました。

ゴール地点稲佐の浜まで残り約28km地点。最後のチェックポイントは須佐神社のすぐちかくにある「すさ音cafe」に到着。

こちらで紫蘇の炭酸ドリンクとアフォガードを頂きました。紫蘇のドリンクはとても味わい深く、アイスの甘さとエスプレッソの良い香り🎶すさ音さんの愛情に溺れちゃいました（笑）

ゆっくり寛いでいるとウクレレとエアギターの演奏がスタート。【自転車】というキーワードから「風になる」を演奏。「陽のあたる～坂道を～自転車で駆けのぼる～」ここまでの道のりを思い返すとじーんと心に沁みますね。

ご夫婦揃ってお見送りをしてくれました。癒しのひと時を準備して頂き本当にありがとうございます。

日が沈み始め一日がそろそろ終わりを迎えようとしている夕方、神話の舞台「稲佐の浜」17:30に参加者が次々とゴール！！

長い道のりを共に走ってきた喜びは最高です！！

17:30約束の時間までに全員無事ゴール。満面の笑みで記念撮影。

初参加のNさん。とてもさわやかな表情で自己最長距離を更新。

出雲大社まで集合写真をもう一枚📸

ここまで頑張って走ってきた体にご褒美、お待ちかねの宴🎶お腹ぺこぺこ、喉からからで皆さん大いに食べて飲んで楽しみました。

壮大な冒険ライドから一夜明け、帰り方は各自それぞれ。観光した後自転車を輪行し電車で帰る方や二日目も走って帰る方など様々。

無事イベントが終え実感したのは、目の前にあるその道は昔から多くの人々が作りそして守られてきた事への感謝。沿道には地域の方々が歴史・文化を支え続け愛している。その道を走り体全体で感じれる探求心の喜び、自転車旅は永遠に終わらないですね。

次回はどんな物語が待っているのか楽しみです。