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日本海へのロングライド完走の秘訣(準備編)
2021年8月3日
スタッフみやみや(宮内)です。
処暑の候 毎年8月末に小さな冒険シリーズの6大イベントの一つ「日本海へのロングライド~出雲への道」開催しております。
(※この写真は2019年に開催した時の写真)
しまなみ海道を縦断し山陽山陰を貫く山間の道を一日で駆け抜け、神話の舞台「稲佐の浜」に立つ。
6大イベントの中で大変魅力あるもの。
完走した時、達成感、稲佐の浜の景観だけなくそれ以上のものがあなたを出迎えてくれるはず。
現在もコロナ禍で開催出来るかどうか議論していますが、開催出来る方向としてスタッフ一同準備を進めています。
「すご~い、聞いてるだけで走ってみたい」
行ってみたいですよね。翌日出雲大社を参拝し出雲のグルメを堪能というのも良いですね。
「ここ(WINDS BIKES)から稲佐の浜まで距離は何kmなの?」
「約300kmです♬Byみやみや」
「・・・無理!!私には絶対無理!!」
距離を聞くとこのような反応非常に多いです。それは驚きますよね。
100㎞またはセンチュリーライド(8時間約160㎞を目的としたコースを自転車で走りきるイベント)は走った事があるのだがその倍に近い距離。
色々不安要素が頭をよぎり正直みやみやも最初同じリアクションでした。
ですが2年前・・・
様々な事がございましたが無事完走する事が出来ました。この時は今までにない充実感と自分の可能性を大いに知ることが出来ました。
そこでロングライド完走の秘訣を今回の試走を例に何回に分け紹介します。
準備次第で完走率がグングンUP!?
今回の試走、実は出走する1週間前にみやみやが抜擢。
「よっしゃー!任せて下さい!!・・・コロナ禍で例年と比べ満足に走れていない。しかも準備期間は1週間!!大丈夫なのか」
そう脳裏をよぎりました。
走力も確かに必要でございますがロングライドは走力ではなく戦略。
「戦略」とカッコいい言葉を使いましたが用は準備です。準備??当たり前のことかもしれませんが実はここが重要。現在活躍されております東京オリンピック2020のプロアスリート選手のインタビューを聞くと、この日(試合当日)までに入念な準備が勝利に繋がった、とよく言っております。
自転車のロングライドも同じ事が言えます。準備に時間をかければかける程どなたでもロングライドは可能性を秘めているライドです。
では今回どのような準備をしたのかご紹介します。
愛車をメンテナンスし健康状態バッチリに
まずは長旅を共にする大事なパートナー、自身のバイクメンテナンスです。
- タイヤの摩耗・ヒビ・エア圧は大丈夫かな。中のチューブは使用し始めてどのくらい経つかな
- チェーンは伸びきっていないかな
- ブレーキパッドは摩耗しきっていないかな
その他にハンドル、BB、クランク、ペダル周りのガタつきなど整備すると道中のトラブルを減らすことが出来、走行も快適に。今回みやみやの愛車Checkpoint SL5はWINDS BIKESオリジナルメンテンナンスメニューに沿って駆動系REFRESH、後輪のタイヤ交換をスタッフ日野君にお願いしてもらいバッチリの状態に仕上げてもらいました。
綺麗になったチェーンに注油ですが日野君気を利かし魔法のオイルを塗布。魔法のオイル?それは次回のお楽しみに♬
備えあれば憂いなし携帯品
普段の走りで携帯する物
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- パンク修理キット
- ツールキット
- 補給食
- ですがロングライドで距離数、走る場所、走行当日の天候などで携帯する物も変わります。
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- 固形物:吸収はゆったりだがエネルギーの持続性がある
- ジェル:すぐ吸収されエネルギーに変化
- ドリンク:自動販売機のスポーツ飲料だけでなくクエン酸・アミノ酸入りの粉末スティックは疲労軽減の効果ありでサイズがコンパクト
- その他に真夏は日中水分だけでなく塩分補給も大事なので塩飴も携帯。
パンクした際のタイヤレバー、予備チューブ(距離に応じ今回は2本用意)、携帯ポンプ、チューブパッチ、タイヤブートなどございますがチェーンが切れてしまうというトラブルもあります。チェーンが切れてしまったという対策としてミッシングリンクと更にチェーンツールを兼ね備えた15種類のツール「ボントレガーPro Multi-Tool」を用意。これがあればまさかの事態で役に立ち持ち運びしやすいというメリットだらけのアイテム。
他にも応急処置セットや保険証(コピーでも問題なし)モバイルバッテリー(携帯電話やサイクルコンピューターの充電用)、天候によってレインウェアーがあれば万が一の時助かりますよ。
卓上旅行気分でルートチェック
見知らむ土地を走行する際、事前に下調べが非常に重要です。
「大体で行けるだろう」
「GPS付きサイクルコンピューターだからコースをダウンロードさえすればあとは案内してくれるから大丈夫だよ」
と油断すると思わぬ落とし穴が。
高機能なサイクルコンピューターでも機器トラブルやバッテリー切れとなる可能性も考えられます。そうなると大慌て。ルートが間違っていたら機器が音を鳴らし間違いを修正してくれるのですがある時みやみやは機器の調子が悪く誤って分岐をそのまま直進し大幅に時間と体力をロスした経験がございます。そうならない為に事前に自分が今回どのような道を走るのか確認しておくと安心出来ます。ではどの様な事を確認するのか・・・
- 分岐点の確認:例えば何キロ後分岐点で国道〇〇線から県道〇〇線へ。デジタルツールが非常に便利なのでGoogleのストリートビューを使用し標識や目立つ建物など確認しているとより安心
- 補給ポイント:ルートを作成すると市街地はコンビニ、スーパー、食事処などありますが山間部は少なく、次の補給ポイントまで30㎞。しかもその途中峠道がある、という事もあります。補給を逃すとハンガーノック(エネルギー切れ)やこの真夏ですと脱水症状に繋がる恐れも考えられます。そうならないために何キロ地点補給ポイント有りと確認していると道中安心できます。
- 地形の確認:ルートを作成すると折れ線グラフで標高差が表示されます。ロングライドだと長い上り坂(10㎞以上)や200~300mの上り坂を登っては下っての連続だと出てきます。事前に知らず力配分を誤るとすぐ体力が底をついてしまいます。そうならないために事前に知っておくと「まだまだ登り坂は続くからここはゆっくり行こう」とペース配分を取る事が出来ます。
他にもキューシートや前後ライトの二灯など説明する事はたくさんあるのですが今回はここまでとします。ここから興味のある方はみやみやまたは旅のライドが豊富なWINDSスタッフに何なりと質問してください。
では準備も整ってまいりましたので次回のブログは「出走・便利アイテム」を紹介していきます。